コロナで家にいる時間が多くなったから、英会話の勉強でもしようかな~。
最近は、人気の漫画がバイリンガル版で出されているから、楽しく英語の勉強ができるみたいですよ!
私は『鬼滅の刃』にハマってるから、英訳本を読んでみようかな。英語だとどんなセリフになるんだろう…
英語の勉強以外にも、外国人の友人に日本の漫画をプレゼントするのもおすすめ!
- 大ブームを巻き起こした人気漫画が早くも英訳!「Demon Slayer」(鬼滅の刃)
- 鬼滅の次はコレ!呪術で化け物と闘うダークファンタジー『Jujutsu Kaisen』(呪術廻戦)
- スリリングな展開に大人もハマる!実写映画化もされた『The Promised Neverland』(約束のネバーランド)
- ちょっと長くて中だるみするけど、笑いと涙ありの王道的な漫画『One Piece』(ONE PIECE)
- どSのイケメン医師に胸キュンするラブコメ漫画『An Incurable Case of Love』(恋は続くよどこまでも)
- 論理的な推理やキザなセリフが、英語バージョンでも楽しめる!『Case Closed』(名探偵コナン)
- 少女漫画のお約束を無視した、ショッキングな展開の異色マンガ『Nana』(NANA)
- 日本語訳や音声が付いて英語の勉強・答え合わせもできる!『Draemon 』(ドラえもん)
- 1巻完結で買いやすい!花魁となる遊女を描いた安野モヨ子の名作『sakuran』(さくらん)
- 単純と思いきや、かなり複雑な全体設定は大人向け!『Attack on Titan』(進撃の巨人)
大ブームを巻き起こした人気漫画が早くも英訳!「Demon Slayer」(鬼滅の刃)
最初に紹介する英訳コミックは、老若男女に大ヒットした漫画、鬼滅の刃。英語版では「Demon Slayer」、直訳すると「鬼を殺す者」というタイトルになっている。
「鬼滅の刃」のストーリーは、人を食う鬼たちとそれを倒す人間「鬼殺隊(きさつたい)」との戦い。主人公の竈門炭治郎 (かまど たんじろう) の優しい性格や、鬼殺隊の中でも最強のメンバー「柱」たちが個性豊かなキャラなのも魅力だ。クオリティの高すぎるテレビアニメで一気にヒットし、劇場映画版も日本映画の興行記録を次々と塗り替えたことも記憶に新しい。原作漫画は完結したので、一気読みも可能!
内容もドラマチックでページをめくる手がとまらないので、英語版でも集中して読み進められそう↓
ちなみに日本語版の第1巻はこちら↓
鬼滅の次はコレ!呪術で化け物と闘うダークファンタジー『Jujutsu Kaisen』(呪術廻戦)
今、男子を中心に大流行している漫画が、『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)。呪いが形になった「呪霊」と、呪術師たちとの戦いがメイン。
主人公は、虎杖悠仁という高校生の男の子で、ある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込むところから話がスタートする。
個人的には、主人公の虎杖のキャラがとにかく明るくていい!あと、先生である五条悟も、とぼけた感じの性格なのに最強の男、かつイケメンというのが、女子の心もつかんで離さない(笑)。バトル漫画だが、ちょいちょいツッコミが入ったコント的なシーンが多いので、気楽に読めるのもポイント。1巻と2巻はちょっと展開が速くて、どんどん話が進むのでもったいないほど。
アニメ化もされてさらに人気になり、コミックス累計発行部数は3000万部を突破!
英語版「Jujutsu Kaisen」↓ ファンタジー的なバトルもの。
オリジナル日本語漫画はこちらから↓
スリリングな展開に大人もハマる!実写映画化もされた『The Promised Neverland』(約束のネバーランド)
省略して「約ネバ」とか「ネバラン」とか言われている、最近人気の漫画が「約束のネバーランド」。”グレースフィールド”という農園で幸せに暮らす子供たちが主人公だ。農園で暮らす子供たちは実は、鬼に食べられるための食用の家畜として飼育されていて、その真実に気づいた子供たちが逃げ出す、というストーリー。
昔のカズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)の有名な小説「わたしを離さないで」を彷彿とさせるあらすじで、幸せの裏側に残酷な展開が待っていたり、色々と考えさせられるシーンもある。子供が追っ手から逃げたり、策を打ったりと、展開はスリリングなので、大人もハマること間違いなし!映画版では、主役が浜辺美波、敵役が北川景子で実写化されている。
英語版はこちら↓ 主要キャラの名前が「エマ」や「レイ」「ノーマン」なので、英訳されても違和感がない。
日本語版はこれ↓ 画力が高くて絵がきれい!子供でも見やすい。
ちなみに、設定がちょっと似ていて、かなり文学寄りの小説「わたしを離さないで」↓名作。
ちょっと長くて中だるみするけど、笑いと涙ありの王道的な漫画『One Piece』(ONE PIECE)
言わずと知れた、尾田栄一郎の大人気長寿漫画「ONE PIECE」。 『ひとつなぎの大秘宝』をめぐって海賊たちがバトルする時代に、少年ルフィが「海賊王」を目指して旅をするストーリーだ。
主人公ルフィがとにかく明るくちょっとおバカで、友情あり、成長あり、涙と笑いあり、という王道的なジャンプ漫画。一緒に旅をする仲間がどんどん増えていくが、その仲間になっていくシーンも泣けるし感動的だ。
ただ、「面白いけどちょっと長すぎるなあ~」という印象。展開や感動シーンがだんだんワンパターンになってきているし、出てくる女性キャラ全員が巨乳なのも違和感がある(笑)。早く完結してくれないかな~そしたらまた読むんだけど、というのが正直な感想です。
英語版の第1巻↓ 大冒険はここから始まった!
日本語版の第1巻↓ なんと1997年の刊行!夢中になって読み始めた子供も多いはず。
どSのイケメン医師に胸キュンするラブコメ漫画『An Incurable Case of Love』(恋は続くよどこまでも)
佐藤健が主役でドラマ化された、胸きゅんラブストーリーの原作漫画「恋は続くよどこまでも」。英語版のタイトルは「An Incurable Case of Love」で、「不治の恋の病」?的な題名。
夢を追って看護師になった女の子、七瀬が主人公。憧れのイケメン医師・浬とのラブストーリーがメインの話で、どSな男・俺様な男が好きな女子にはたまらない少女マンガだ。画質が安定していて綺麗なのも魅力で、たまには現実を忘れてドキドキしながらページをめくるのもアリ。
英語版第1巻↓王子様的なルックスの医者に恋をする、これぞ王道の少女漫画っぽい展開。
日本語版はこちら↓ イケメン医者が、頭の中ではもう佐藤健に変換されて見える!
論理的な推理やキザなセリフが、英語バージョンでも楽しめる!『Case Closed』(名探偵コナン)
探偵ものの英語漫画ならこれ!アマゾンのMystery Manga(ミステリー漫画)のカテゴリで1位と大人気なのが『Case Closed(名探偵コナン)』。
ストーリーを知らない人のために一応説明すると、高校生探偵の工藤新一が、黒ずくめの男たちの陰謀で小さくなる薬を飲まされ、小学生の「コナン」となって活躍する話。最初はシンプルな探偵推理モノだったけど、巻が進むにつれてラブ要素・恋愛パートが多くなり、女性ファンが一気に急増。絵も綺麗で見やすくて、1話ごとに完結する話も多いので、英語の勉強としても読みやすい。
新一や怪盗キッド、赤井秀一の気障なセリフがどう英語に訳されているかを見るのも興味深い。
英語版第1巻↓ 殺人事件が起こりまくりだが、コメディっぽいシーンも多くて、楽しく読める!
日本語版の第1巻↓ 今読み返すと、ジェットコースターの事件とか、ぶっ飛んだトリックで面白い(笑)↓
少女漫画のお約束を無視した、ショッキングな展開の異色マンガ『Nana』(NANA)
10代や20代向けの少女漫画を描いてきた矢沢あいで、ファンが多い有名なマンガが『NANA』。
小松奈々と大崎ナナという、同じ名前を持つ2人の少女が主人公。 2人の「ナナ」がそれぞれの幸せを探す、一見王道的なストーリーだが、いきなり不倫から話が始まったり、彼氏に浮気されたり、キーパーソンが死んでしまったりと、少女漫画のお約束をことごとく裏切るようなショッキングな展開が記憶に残る。
主人公の一人の小松奈々がとにかく恋愛体質で流されやすくてイライラするけど、かえって「こういう女の子いるよね」とリアルに読める。絵も雰囲気も独特でクール、登場人物たちのファッションもおしゃれで、そのわりに幸せからほど遠い展開になっていて、少女漫画にしてはかなりの存在感がある。ナナの生き方にいろいろと影響を受けた女子たちは多いはず。
英語版第1巻↓ 少女漫画のほのぼのとした胸キュンラブストーリーに飽きた人にはおすすめ!
日本語版第1巻↓ 次々に色んな人を好きになる尻軽な奈々は、マンガのヒロインとしては珍しいタイプ↓
日本語訳や音声が付いて英語の勉強・答え合わせもできる!『Draemon 』(ドラえもん)
国民的人気漫画「ドラえもん」を、英語の勉強向けに編集したのが「オーディオ版 Draemon 1」。吹き出しの中に英文、コマの外に日本語を併記してあるので、中学生から大人まで英会話の勉強をするときに便利。
よく出てくるフレーズを覚えられたり、単語帳をめくるよりも頭に入ってきやすそう。辞書でいちいち意味を調べることなく読み進められるので、小学生でも気軽に英語の勉強を始められる。WEB配信(別売り)の英語音声を聴くことができるので、ネイティブの話すセリフをiTunesなどでダウンロードして聴きながら、ドラえもんのイングリッシュコミックを楽しめるのもメリット。
英語版のドラえもん第1巻↓ 大人が久しぶりに読んでみてもなつかしい!
1巻完結で買いやすい!花魁となる遊女を描いた安野モヨ子の名作『sakuran』(さくらん)
次の紹介するのは、人気女性漫画家・安野モヨ子の「sakuran(さくらん)」。遊郭・江戸吉原で伝説の花魁となる「きよ葉」の型破りな生き方を描いたお話で、1巻完結しているので買いやすいのがポイント。
主人公のきよ葉はたくましく豪快で、なよっとした弱いヒロイン像ではないのも、読んでいて痛快だ。また、花魁・女郎たちの着物や建物も丁寧に描かれていたり、読みながら江戸の文化・伝統も知ることができたり、外国人の友人へのプレゼントとしてもアリ。
英訳版↓ 安野モヨ子は絵が圧倒的に緻密で美しい!
日本語版はこれ↓ 骨太の力強いストーリーで、かっこいい作品↓
単純と思いきや、かなり複雑な全体設定は大人向け!『Attack on Titan』(進撃の巨人)
最後に紹介するのは、個人的に大好きな漫画「進撃の巨人」。英語版のタイトルは「Attack on Titan」=「巨人への攻撃」。主人公はエレンという少年。壁に囲まれた世界で平和に暮らしていたら、いきなり巨人が現れて人間たちを食べ、絶望に落ちるという序盤は有名だ。
普通に読んでいくとただの単純なパニック漫画、もしくはバトル漫画と思うが、実はかなり複雑な世界観が隠されていて衝撃を受けた漫画。ちょいちょい残酷なシーン・グロいシーンが出てくるので、そこだけ好みが分かれるが、練られたストーリーや、散りばめられた伏線、かっこよすぎるキャラクターたち、「そこがこうつながるのか!」という驚きで、かなり満足度の高い、読み応えのあるコミックだ。TVアニメのクオリティも抜群。
続きが気になって仕方ないが、ついに2021年4月9日発売の「別冊少年マガジン5月号」に最終話が掲載され、6月9日にコミックス最終巻が発売されるらしい。
英語版、まずは第1巻から!いきなりショッキングな展開に。
日本語版の第1巻↓ 謎が解けるたび、何度も読み返したくなること必至!
進撃の巨人は、マジでおすすめです!日曜深夜のアニメも最高。
早く最終巻が見たいような、終わってほしくないような…。
ん?英語の勉強をするはずだったのでは?
英訳されてる日本の漫画って、けっこうたくさんあるんだね。ところで、漫画じゃなくて小説はないの?
英訳された日本の小説は、次の記事を読んでみてください!
あと、漫画版の第2弾の記事もあります。