第1弾の英訳日本漫画の記事、すごく面白かった!
約束のネバーランドは、私も見たことがありました。けっこう知ってる漫画が多くて面白いですね。
日本の漫画ってすごく人気で、少女漫画の英語版もたくさんあります。今回も、おすすめ10冊を紹介!
- 大ヒットした映画の英語版コミック!会話が多くて読みやすい『君の名は。』
- 画風が独特でクセがすごい!芸術的な評価も高い『ジョジョの奇妙な冒険』
- 難しい医療ものを英語で読めるかチャレンジ!『ブラックジャックによろしく』
- 女子におすすめ!王道・直球の胸キュンラブストーリー『君に届け』
- シャーロックホームズ好きな人は間違いなし!『SHERLOCK ピンク色の研究』
- ぱっと理解できる単純な英語とストーリーが魅力!『ドラゴンボール』
- ラブストーリーも音楽の知識もギャグも全部楽しめる!バイリンガル版『のだめカンタービレ』
- 外国人にもウケがいい!海外でも人気のニンジャ漫画「NARUTO」
- 日本語訳付きで勉強しやすい!日本の文化「百人一首」を描いた青春漫画「ちはやふる」
- 天才 VS 天才の、手に汗握る心理戦にぞくぞくする!頭脳派ミステリー『デスノート』
大ヒットした映画の英語版コミック!会話が多くて読みやすい『君の名は。』
最初に紹介するのは、映画が大ヒットした有名な物語『君の名は。』。ファンが多い作品で、英訳された本では、コミック版の『君の名は。バイリンガル版』と、小説版の『your name』があります。
コミック版の『君の名は。バイリンガル版』は、枠の外に日本語の訳がついているので、英語の勉強もしやすいのがポイント。『君の名は。』のストーリーは会話も多く、展開も視覚的に分かりやすいので、英語初心者にもぴったりです。一方、小説版の『your name』は、絵もないので難易度が高め。英語の勉強を本格的にしている人におすすめです。
会話が多くてわりとやさしい英語も多い漫画!英語の勉強の初心者にもおすすめ↓
すべて英語の文章だけの、小説版「yourname(君の名は。)」↓
画風が独特でクセがすごい!芸術的な評価も高い『ジョジョの奇妙な冒険』
独特の画風で、「なんか絵が苦手かも…」と敬遠されることも多いのが『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。ジョジョを読んだことない人でも「スタンド」という言葉は知っている人が多いのでは。「スタンド」とは、その人間に眠る潜在能力で、剣を操ったり、夢の中で攻撃できたり、時を止めたり、予言の本を使ったり、鏡の中を移動したりできる。出てくるキャラクターのスタンドを楽しめるのがジョジョ漫画の大きな魅力だ。
ジョジョシリーズは、第1部・第2部、第3部…、と分かれていて、シリーズごとに主人公が変わるのが特徴。どこから読んでも、完結するので読みやすいが、おすすめは断然、第3部の『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』だ。高校生の空條承太郎が主人公で、個性的なメンバー達と宿敵・DIO(ディオ)を倒すストーリー。基本的なストーリー軸も面白いが、ほかの漫画にはないような独特の言い回しがクセになること確実。「確実! そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!」(ジョセフ・ジョースターのセリフより)。漫画の絵が苦手な人は、クオリティの高いアニメ放送もおすすめ。
英語版はこちら↓ 海外では、作者の独特のセンスの絵が人気を博し、芸術的な評価も高い。
日本語版はこれ↓ 全部のページがカラーになっているので、圧倒的に読みやすいッッッ!!
難しい医療ものを英語で読めるかチャレンジ!『ブラックジャックによろしく』
次に紹介するのは、日本医療の現実を描いた衝撃作『ブラックジャックによろしく』。ストーリーは「大学附属病院の研修医・斉藤英二郎の月収は3万8千円。医学部卒業から3ヶ月、初めて患者を受け持つことになる――」という導入で、とにかく熱くて重い、医療漫画です。最初に読んだ時は、けっこう重くて気分がずどーんとしたので、心が元気なときでないと読めない漫画。
英訳版の『【英語で読む】ブラックジャックによろしく』もあり、医療用語があってとっつきにくそうですが、どうせ専門用語は日本語でも完全には理解できないので、割り切って読むのがおすすめ。ただ、医療の問題提起も多くていろいろ考えさせられる内容なので、英語の教材ツールとしてはあまり意味がないかも…(ストーリーが深くて、これを使って気軽に勉強する気分になれない)。
一度は読んでみたい、熱量がハンパない医療漫画↓ 英語版はこれ。
日本語版はこれ。主人公の斉藤(主人公っぽくない名前…)の、熱すぎる正義感がどう変わっていくのか、見もの。
女子におすすめ!王道・直球の胸キュンラブストーリー『君に届け』
次に紹介するのは、王道の恋愛少女漫画『君に届け』。英訳版では『Kimi ni Todoke: From Me to You』として出版されている。
展開は完全なる少女漫画で、陰気な見た目のせいでクラスで浮き気味の爽子が、爽やかでかっこよくて優しいみんなのあこがれ男子・風早と恋愛関係になっていく、シンデレラ的ストーリー。
とにかく、風早が弱点無しのこれでもかというくらい完璧男子で、現実感が薄い(笑)。こんな王子様っている?という感じ。でも、純愛で直球なセリフ・シーンは、読みながら赤面するものの、気分が爽やかになって心も浄化される。まっすぐな青春物語が読みたい人におすすめだ。
英語版はこちら↓ 日常的な会話が多いので、英語の勉強の初心者にもおすすめ。
日本語版はこれ↓ 王子様的な存在・風早を、映画版では三浦春馬が完璧に演じていた。
シャーロックホームズ好きな人は間違いなし!『SHERLOCK ピンク色の研究』
『ピンク色の研究』とは、イギリスのBBCが2010年に制作した世界的に大人気のドラマ『SHERLOCK』の1話で、『緋色の研究』をもとにしたもの。つまり、現代版のシャーロックホームズの物語だ。スマホを駆使し、圧倒的な推理力で犯人を追い詰めるシャーロックと、軍医・ワトソンのコンビが世界中で話題となった。
日本ではこれらがコミカライズされ、角川コミックスから出された日本語版の『SHERLOCK ピンク色の研究』があるが、英語の勉強をする人には英語×日本語訳付きの『バイリンガル版 SHERLOCK ピンク色の研究』がおすすめ。ドラマ実写版をもとにコミカライズしたものなので、絵の顔も、微妙に主演俳優たちに似せてきているのもツボ。
英語版はこれ↓ドラマの内容がよく再現されていて、分かりやすいと評判!
日本語版はこれ↓ シリーズでは他に『死を呼ぶ暗号』や『ベルグレービアの醜聞』などがある。
ぱっと理解できる単純な英語とストーリーが魅力!『ドラゴンボール』
海外でも大人気の日本のMANGAといえば『ドラゴンボール』。世界中に散らばった七つの球をすべて集めると、どんな願いも一つだけ叶えられるという秘宝・ドラゴンボールをめぐるストーリーだ。
幅広い年代に知名度があるため、英語版の『Dragon Ball』も英語の勉強ツールとして人気だ。ドラゴンボールは、バトルシーンや効果音が多く、深い心理戦や人生哲学や専門用語などがほとんど出てこないのがメリット。最悪、文字を読まなくてもストーリーができそうな展開が、英語初心者にとっても魅力だ。
ちなみに2002年に完全版コミックスが発売されると、累計発行部数2000万部を超えるベストセラーという驚異的なヒットを記録。世代を超えて国民的な人気があり、海外でも、フランス、韓国、スペイン、イタリアなど、世界中で漫画が出版されている。
ややくだけたカジュアルな英語が多め↓ 英語版でも、悟空のキャラクター・印象が変わらなくて嬉しい。
日本語版のドラゴンボール↓ モノクロ版なのでちょっと値段が安めなのもポイント。
ラブストーリーも音楽の知識もギャグも全部楽しめる!バイリンガル版『のだめカンタービレ』
少女漫画でありながら、クラシック音楽の世界が新鮮でぐいぐい読めるのが『のだめカンタービレ』。英語の勉強用に、枠外に日本語訳がついた『バイリンガル版 のだめカンタービレ』も人気だ。
主人公は、カンタービレ(歌うように)、のびのびとした不思議少女・野田恵(ニックネーム:のだめ)。指揮者をめざすエリートの千秋と一緒に、音楽の才能を開花させ成長していく、音楽漫画の金字塔だ。一応、恋愛要素はあるものの、メインはクラシック音楽世界の描写でとにかく圧巻。かつ、合間にはさまれるギャグ・コメディ部分がとにかく面白く、爆笑間違いなしのおすすめ漫画だ。
英語(バイリンガル版)第1巻はこれ↓ クラシック音楽用語も、日本語訳がついているので安心。
日本語版はこれ↓ 実写ドラマ化で、主人公ののだめを上野樹里が見事に演じきったことでも有名↓
外国人にもウケがいい!海外でも人気のニンジャ漫画「NARUTO」
日本でも国民的な人気作品で、海外でも「忍者漫画」としてファンが多いのが『NARUTO』。忍術学校の問題児、ナルトが主人公のアクション漫画だ。ナルトは歴代の勇者、火影の名を受けついで、先代を越える忍者になることが夢。友情とともに成長する、熱い男の子のバトル漫画。2014年についに原作が完結した。
ナルトは海外でも爆発的人気で、アニメ放映は80ヵ国以上、主人公のナルトは2006年の「ニューズウィーク日本版」の特集「世界が尊敬する日本人100」に架空の人物として唯一選出された。
英語版の第1巻はこちら↓ いたずら好きのナルトが元気で楽しい!
ちなみに日本語版の第1巻はこれ↓ まさかのフルカラー版で、すごく読みやすい!
日本語訳付きで勉強しやすい!日本の文化「百人一首」を描いた青春漫画「ちはやふる」
かるたの青春漫画として、広瀬すず主役でも映画化された『ちはやふる』。英語の勉強がしやすい、バイリンガル版で出版されている。コミックの解説やセリフはすべて英語だが、枠の外に小さく日本語の訳が付いていて、意味が分からないときはさっと確認できて便利。
特別付録で、百人一首(第一首から第五十首)の英訳と現代語訳が付いているので、外国人の友人にも日本の文化を知ってもらえる、おすすめ漫画。
英語版はこれ↓ ストーリーも、カルタをめぐる戦いでスポ根漫画風で面白い!
日本語版の原作はこれ↓ ちはやのおてんばキャラも可愛いのが魅力。
天才 VS 天才の、手に汗握る心理戦にぞくぞくする!頭脳派ミステリー『デスノート』
とにかく頭を使う、心臓がばくばくの心理戦ミステリー漫画『DEATH NOTE』。天才高校生の夜神月(やがみ・らいと)が、名前を書くと必ず死ぬというノート「デスノート」を手に入れたのをきっかけに、世の中の悪者を一掃しようとするストーリーだ。
「名前を書いたら、その人間は死ぬ」という、正直言って小学生レベルの発想を、ここまで面白く、スリリングな展開にしてしまう作者はすごい。
この漫画のみどころは、主人公であるライトが、頭が良くてクールで正義感があって、本当にかっこよすぎるところ。それなのになぜか悪役に染まっていくダークな部分が切なくてたまらない。
ライトをつかまえようとするFBI警官やLたちとの頭脳線・攻防戦は緊迫の連続で、「えっ、ここまで先の先を読んでいたのに、まさかそんな!」という展開が続いて、集中しすぎて息が止まる(笑)。ただネタバレしない程度に言うと、すごく面白いのは第7巻までで、第8巻からはどうしても情熱が落ちるのは否めない。
英語版はこれ↓ ライトの名セリフ「計画通り」の英訳も楽しみの一つ!
日本語版デスノートの第1巻↓ 作画・絵のクオリティがとにかく高くて、きれいで見やすい。
デスノートは本当に神がかって面白い漫画なのでおすすめ!
昔映画化された時の、藤原竜也と松山ケンイチも最高にハマってたよ。
ワタシもどれか1冊、読んでみます!
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