大河ドラマ『麒麟がくる』面白かった!視聴率がわりと高かったね。
やっぱり戦国時代は人気ですよね。次の大河ドラマの主人公は紫式部。平安時代ですけど、視聴率とれるのかな?
というわけで、NHK大河ドラマの全59作品、一体どの時代を描いた作品が人気が高いのか、視聴率を比べてみました!
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- 大河ドラマの時代順に見た作品数と、視聴率グラフ
- 平安時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率19.7%
- 鎌倉時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.6%
- 室町時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率14.1%
- 戦国時代(※1)を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.8%
- 安土桃山時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.9%
- 江戸時代初期~後期を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.9%
- 江戸時代末期(幕末)を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率18.9%
- 明治時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率19.3%
- 昭和時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率19.5%
- 最新作『青天を衝け』は明治時代の経済をつくった渋沢栄一が主役
大河ドラマの時代順に見た作品数と、視聴率グラフ
大河ドラマの1作目『花の生涯』から、2020年の『麒麟がくる』まで、全59作品を年代別に分類してみました。(※時代のカテゴリについては筆者独自の分類で、不完全なものもあります)。
まず、「どの時代背景の大河ドラマが一番作られているか」という、製作作品数を比べてみました。
やはり、安土桃山時代の作品数が一番多いです。信長や秀吉が人気なので、作られる数も多いのでしょう。続いて、江戸時代や幕末の大河ドラマも多く製作されています。
でも意外に、戦国時代の作品数は5と少なめです。ちなみに室町時代を時代背景に作られた大河ドラマは、なんと1作品のみ。
次に、それぞれの時代での「視聴率」を比較してみます。
結果は、やはりというべきか、信長や秀吉が活躍する安土桃山時代、そして江戸時代が1位に。戦国時代の視聴率も負けず及ばず、高いです。
一方、意外にも幕末の時代を描いた大河ドラマの視聴率は低め。
ちなみに目立って低い室町時代の14.1%という数字は、1作品のみの視聴率なので、あまり参考にならないかもしれません。
じゃあ、それぞれの詳しいデータを、時代順に見ていくよ~!
平安時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率19.7%
飛鳥時代や奈良時代を舞台にした大河ドラマはゼロで、最も古いものは平安時代です。平安時代を舞台にした大河ドラマは全部で6作品で、一番最近のものは2012年に松山ケンイチが主演した『平清盛』。この作品は一部のファンで非常に人気と評価が高かったものの視聴率としてはあまり振るわず。
平安時代の大河ドラマは、ほとんどが平家と源氏の争いがらみのストーリーです。やはり、多くの人の同情を引く源義経が、主人公として人気のようですが、この時代カテゴリでの平均視聴率は20%に届かない程度です。
鎌倉時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.6%
鎌倉時代を舞台にした大河ドラマは3作品と、数が少ないのが特徴。主人公もバラバラで、鎌倉幕府をつくった源頼朝と、鎌倉時代中期の執権・北条時宗、そして鎌倉幕府を滅ぼす足利尊氏と、まったく立場の違う3人が主人公になっているのも興味深いところです。
時代のカテゴリの平均視聴率は23.6%と高めですが、作品が少ないのと、放映された時代も20年近く前のものが多いので、あまり参考にはならないかもしれません。
渡部篤郎の切ない演技も話題になった、北条時宗の大河ドラマ↓
室町時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率14.1%
室町時代を舞台とした大河ドラマは、なんと1作品のみ。室町時代は人気の歴史上人物も少なく、あまり”ドラマ映え”しないかもしれません。
唯一の作品『花の乱』は、8代将軍・足利義政の正室である日野富子が主人公に。ちょっと地味な印象なのか、視聴率は14.1%とかなり苦戦しています。
戦国時代(※1)を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.8%
※1 このページでは戦国時代の定義として、応仁の乱が起こった1467年から、織田信長が将軍を追放した1573年までとしています。豊臣秀吉や織田信長が活躍するのは、次の「安土桃山時代」です。
ついに”本命”である、戦国時代に突入。この時代の大河ドラマは意外にも5作品と、少なめです。秀吉や信長が登場する前の時代ですが、予想通り、平均視聴率は23%台で人気を見せつけます。武田信玄や上杉謙信など、メジャーな人物がとりあげられることが多いです。
視聴率はふるわなかったが、ドラマ中の政次役の高橋一生に、全国の女性の胸が射抜かれた作品↓
安土桃山時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.9%
別名「織豊時代」と呼ばれる、織田信長と豊臣秀吉の安土桃山時代。圧倒的に人気を誇るこの二人の時代は、つくられた大河ドラマの数も14作品と全時代の中でトップ。もちろん、信長や秀吉以外にも、伊達政宗や前田利家、真田幸村など、ドラマ性のある人物がたくさんいるのも、この時代設定が人気の理由です。
最低視聴率は、昨年放送された、明智光秀が主役の『麒麟がくる』の14.4%でしたが、近年の大河ドラマの中では健闘しています。
安土桃山時代の全体の平均視聴率は23.9%と、戦国時代に引き続き、高い数字をたたき出しています。
一度は観ておきたい!最高視聴率が37.4%を記録した、伝説的大河ドラマ↓
江戸時代初期~後期を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率23.9%
江戸時代初期・前期を舞台とした大河ドラマは意外に多く、11作品。キラーコンテンツである『忠臣蔵』もこの時代カテゴリに入っていて、大石内蔵助が主人公の大河ドラマは3作品あります。
一方で、江戸時代中期~後期の作品はかなり少なく、なんと『八代将軍吉宗』のみの1作品。全体でまとめて、江戸時代初期から後期までの12作品を1つのカテゴリにしました。
全体の平均視聴率は23%以上と、悪くはない数字。徳川家康や春日局が主人公となった回の視聴率が高めで、平均を押し上げていることが分かります。
江戸時代の中期・後期はドラマ的に地味なイメージがありますが、『八大将軍吉宗』の西田敏行のフレッシュな姿は貴重です。
日本人に圧倒的人気の「忠臣蔵」。中村勘三郎が大石内蔵助を演じた大河ドラマ↓
江戸時代末期(幕末)を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率18.9%
幕末は視聴率がとれない、というのが定説のようで、カテゴリ全体でも平均が18%台と低めです。しかし幕末の動乱はドラマ性があるのか、作品数は12と、安土・桃山時代の次に多くの作品が制作されています。
中でも健闘しているのは、宮崎あおい主演の『篤姫』。幕末もので久しぶりのヒット作となりました↓
明治時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率19.3%
明治時代は4作品と少なめ。古い作品が多い中、記憶に新しいのは2013年の『八重の桜』。NHKは当初はまったく別の作品を計画していたものの、2011年3月11日の東日本大震災を受け、東北復興を支援すべきだと方針転換され、『八重の桜』が製作されました。
綾瀬はるかの魅力がつまった一作↓
昭和時代を舞台にした大河ドラマ…平均視聴率19.5%
大正時代を舞台にした大河ドラマはないため、次は昭和に。2019年の『いだてん』が8.2%という歴代最低の視聴率でしたが、1980年代の2作品の視聴率がどちらも25%超えのため、平均は19.5%と高めです。
『いだてん』の脚本はクドカンこと宮藤官九郎、大河ドラマで33年ぶりに近現代を舞台にした意欲作です↓
最新作『青天を衝け』は明治時代の経済をつくった渋沢栄一が主役
2021年に始まるNHK大河ドラマ第60作『青天を衝け』は、渋沢栄一が主人公です。時代背景としては、幕末から明治時代・昭和にかけてがメイン。
明治時代に多くの株式会社を作ったり、初めての銀行を作ったり、日本の経済に大きく貢献した人です。放送は2月14日にスタート!
渋沢栄一って何をした人なんだっけ?新しい一万円札の顔の人ってことしか知らない…
うーんと、えーっと… 渋沢栄一が知りたかったら、本を読むのが手っ取り早いですね!
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